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PoE給電

読み方
ピーオーイーきゅうでん
英語表記
Power over Ethernet (PoE)
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アイペンちゃんがPoEスイッチ、LANケーブル、Wi-Fiアクセスポイントを確認し、通信と電力を送る仕組みを示すイラスト

この用語の意味

PoE給電は、LANケーブルを使って、ネットワーク通信と電力供給を同時に行う仕組みです。PoEは「Power over Ethernet」の略です。電源コンセントが近くにない場所でも、対応するLANケーブル1本で機器を接続・給電できる点が特徴です。

Wi-Fiは機器同士を無線でつなぐ通信方式であり、電力を送る仕組みではありません。Wi-Fiでネットワークにつながっているアクセスポイント、カメラ、タブレットなども、ACアダプター、バッテリー、PoE給電など、別の電源が必要です。

何ができるか

天井、壁、高い棚の近くなど、電源コンセントを増設しにくい場所へ、Wi-Fiアクセスポイントやネットワークカメラを設置しやすくなります。通信と電源の配線をまとめられるため、設置場所の選択肢が増えます。

ただし、PoEは対応機器をつなぐだけで自動的に使えるとは限りません。給電側のPoEスイッチまたはPoEインジェクター、受電側の機器、LANケーブルの条件を揃える必要があります。

実際に使うために必要なもの

給電側にはPoE対応スイッチ、またはPoEインジェクターを使います。受電側のWi-Fiアクセスポイントやネットワークカメラも、PoE受電に対応している必要があります。対応していない機器には、従来どおりACアダプターなどの電源を用意します。

確認するのは、PoEの対応規格、受電機器の最大消費電力、スイッチ全体の給電容量、給電ポート数、ケーブルの種類と距離です。各ポートで足りるだけでなく、接続する全機器の合計がスイッチ全体の給電容量を超えないことを確認します。

一般的なEthernetの配線では、PoEの接続距離は100m以内が目安です。途中の配線、コネクタ、ケーブルの品質で条件が変わるため、製品の仕様を確認します。100mを超える場合は、延長方法を自己判断せず、施工業者や機器メーカーへ確認します。

小さく試す運用例

会議室など一か所だけで、PoE対応のWi-Fiアクセスポイントを試します。接続前に、給電側の空きポート、受電機器の最大消費電力、スイッチの残り給電容量、ケーブル長を記録します。

設置後は、通信の安定性、再起動時の復旧、給電ランプ、機器の温度を確認します。必要な通信と給電が安定していることを確認してから、カメラやアクセスポイントを増やします。

人が確認すること・注意点

PoE対応と書かれていても、給電側と受電側の規格・必要電力が合わなければ、起動しない、機能が制限される、安定しない場合があります。機器の型番ごとの仕様書で、対応規格、最大消費電力、スイッチ全体の給電容量、接続距離を確認します。

PoEスイッチは機器への給電も担うため、停電やスイッチ故障が起きると、その先のアクセスポイントやカメラも止まります。停止できない機器では、予備電源、障害時の連絡、代替手順を決めます。ネットワークカメラを接続する場合は、映像の閲覧権限、初期パスワード変更、ファームウェア更新も必要です。

関連する事例・テンプレート

通信速度は契約だけでは決まらないでは、PoEスイッチの給電容量と発熱、LANケーブル、通信速度を確認する考え方を説明しています。ルーターLANネットワークカメラWi-Fi情報セキュリティも参照してください。