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カードを手に、図解を見ながら考えを整理するアイペンちゃん

chatGPTでタロット占い インフォグラフィックの作り方

AIの使い方は、仕事の課題だけでなく、楽しい遊びからも学べます。タロット占いを題材にすると、質問を考える、回答を読み比べる、要点をまとめる、画像で伝えるという一連の作業を試せます。

この記事では、ChatGPTでタロットを楽しみ、その内容をインフォグラフィックにまとめる手順を紹介します。占いを未来の保証として扱うのではなく、自分の考えを振り返り、違う見方に気づくきっかけとして使います。

タロット占いとは

タロット占いは、カードの絵柄や象徴、並べた位置などを手がかりに、質問について意味を読み取るものです。同じカードでも、質問や状況によって読み方が変わります。

ChatGPTには、カードの意味を説明させたり、質問に沿った解釈を文章にさせたりできます。ただし、AIが文章を作ることと、将来の出来事が分かることは別です。本記事では、娯楽と振り返りのための使い方を扱います。

何を使うかを決める

準備するものは、ChatGPTを利用できるパソコンやスマートフォン、質問、結果を保存する場所です。画像まで作る場合は、利用中の画面で画像生成が使えるかも確認します。

カードの選び方は、次のように分けると分かりやすくなります。

方法向いている使い方確認すること
手元のカードを引き、カード名と向きを入力する実物のカードを使う楽しさも味わいたいカード名、正位置・逆位置、並べた順番
自分でカードを選び、カード名を入力する特定のカードを題材に読み方を学びたい自分で選んだカードであること
ChatGPTにカードを選ばせる道具を増やさず、会話で遊びたいAIによる選択であり、実物のシャッフルや厳密な無作為抽選とは区別する

初めてなら、1枚から始めると質問と回答の関係を確認しやすくなります。複数の視点を試したいときは、3枚に増やして、それぞれの役割を決めます。

画像制作はChatGPT内で進める方法と、文章だけをChatGPTで整理して、普段使っているスライドやデザインツールで配置する方法があります。文字を細かく直したい場合は、後から文字を編集できる方法も選択肢になります。

新しい有料サービスの契約を前提にせず、まず利用中の環境で試します。画像生成の利用上限などはプランや利用状況で変わるため、その時点の画面と公式案内を確認してください。

スプレッドの種類を指定して、いろいろ試す

タロットには、カードの枚数や配置、それぞれの位置で読む内容を決めた「スプレッド」があります。同じ7枚でも、どのスプレッドを使うかによって、考える視点が変わります。

ここでは種類の概要のみを紹介し、各スプレッドの詳しい並べ方や解釈の説明は省きます。以下の枚数と用途は、参考ページの説明に沿ったものです。

種類枚数概要
ワンオラクル1枚一つの質問
ツーオラクル2枚結果と対応
ツーマインド2枚表面と内面の気持ち
シンプルクロス2枚現状と障害
スリーカード3枚過去・現在・未来
フォーカード4枚流れと対策
ジュピタースプレッド4枚1日の流れ
ギリシャ十字スプレッド5枚問題と対応
ピラミッド6枚背景から対応まで
ダビデスター6枚過去世を題材にした解釈
ヘキサグラム7枚状況を多面的に読む
二者択一7枚二つの選択肢を比較
ホースシュー7枚問題の経緯と対応
セブンデイズ9枚7日間と補足
生命の樹10枚性格や価値観
変形ヘキサグラム12枚自分と相手の状況
ホロスコープ13枚12か月や12分野
ファランクス16枚複数の時点と分野
グレゴリウス37枚1か月の日別の流れ

出典:zired「タロット占いのスプレッド」。詳しい配置や読み方は参考ページをご覧ください。

ChatGPTには、プロンプトで「生命の樹で占ってください」「二者択一でAとBを比較してください」などと指定できます。質問するテーマやスプレッドを変えることで、いろいろな読み方を試せます。カードの役割も添えると、意図した構成にそろえやすくなります。

例えば「タロットの生命の樹を使い、10枚で自分の仕事への向き合い方を振り返ってください。各位置の役割、カード名、向き、解釈を示し、最後に全体をまとめてください。未来や性格は断定せず、遊びと振り返りのためのヒントとして説明してください」と指定します。

種類名だけでは、ChatGPTが想定する配置や役割が異なる場合もあります。まず枚数と各位置の役割を説明してもらい、自分が試したい方法に合っているか確認します。AIに選ばせたカードと、実物を引いたカードは区別してください。

今回の掲載画像は、画像の内容に合わせて役割を決めた7枚の構成です。枚数が同じでも、ここで紹介したヘキサグラムやホースシューと同じ配置・役割という意味ではありません。

手順1:質問と読み方を指定する

次のプロンプトをそのまま入力すると、ChatGPTが今回の回答用に7枚のカードと向きを選び、「これから3か月の仕事運」を解釈します。カードの固定指定や画像の添付は必要ありません。

次の指示文を、そのまま試せます。

タロットを使った遊びとして、「これから3か月の仕事運」を読み解いてください。
対象期間は、このプロンプトを実行した日から3か月間です。
今日の日付を確認できる場合は開始日と終了日を示し、
確認できない場合は日付を推測せず「今日から3か月間」と表記してください。

一般的な78枚のタロットカードから、あなたが7枚を重複なしでランダムに選び、
それぞれ正位置か逆位置かもランダムに選んでください。
カード名と向きを最初に一覧で示し、以後は変更しないでください。
実物を引いた結果ではなく、AIによるカードの選択として説明してください。

7枚を、次の役割で解釈してください。
1. 現状
2. 課題
3. 潜在的な可能性
4. 対人関係
5. 近未来
6. 行動指針
7. 総合的な展望

各カードについて、一般的な意味、仕事運としての短い要点、
今回の役割に沿った解釈を分けてください。
続けて、7枚を合わせた「総合的な解釈」と、
今回の結果に沿った「今後のアドバイス5点」を示してください。
アドバイスは、自分で小さく試せる具体的な行動にしてください。

未来は断定せず、象徴を通じて考えるためのヒントとして書いてください。
私の実際の仕事や人間関係について、入力していない事実を追加しないでください。
個人情報の入力や画像の添付を求めず、この指示だけで結果を出してください。

補足:手元のカードを使う場合は、AIに7枚を選ばせる指示を、実際に引いたカード名と向きの一覧に置き換えてください。

結果は今回選ばれたカードに沿った読み方です。入力していない個人の状況を把握した結果ではありません。

手順2:回答を読み比べる

回答を受け取ったら、カード名や向きが入力と合っているか、指定した役割で整理されているかを確認します。カードの意味を学ぶことが目的なら、手元の解説書などとも照らし合わせます。

さらに、次のように聞いてみます。

同じカードを、慎重に考える視点と、気軽に試す視点で読み直してください。
共通する点と違う点を分けてください。
最初の回答にない事実を、私の状況として付け加えないでください。

ここで試したいのは、どの回答が当たるかだけではありません。「質問の仕方を変えると、どんな答えが返ってくるか」「自分はどの見方に納得したか」を確認します。

違う見方が出ても、すべてを正しいと受け入れる必要はありません。自分の状況と照らし合わせ、採用する考えを選びます。

手順3:画像に入れる文章を先に決める

インフォグラフィックは、文章や図、配置を組み合わせて、情報を見渡しやすくしたものです。占いの回答を全部詰め込まず、伝えたい要点を選びます。

先ほど整理した7枚の仕事運の解釈を、
以下の構成に合わせた縦長インフォグラフィック用の原稿にしてください。
この段階では画像を生成せず、掲載する文章と配置案だけを出してください。

上から下へ、次の順番で整理してください。
1. タイトル:「タロット占い|これから3か月の仕事運」
2. 対象期間:先ほどの回答に示された期間をそのまま使う
3. カードの条件:「AIが7枚を選択(重複なし)/正逆位置もAIが選択」
4. 「選ばれた7枚のカード」
   7枚を横一列に並べる配置で、番号、カード名、正位置・逆位置、
   仕事運の要点を短い2〜3行で示す
5. 「カードの解釈(要約)」
   同じ順番の7つの欄に、各カードの役割と解釈を短くまとめる
6. 「総合的な解釈」
   先ほどの回答に沿って、
   7枚全体の読み方を1つの文章欄にまとめる
7. 「今後のアドバイス」
   5つの欄に、先ほどの回答のアドバイスを短く整理して示す
8. 最下部の注記:
   「タロットは未来を断定するものではなく、象徴を通じて考えるためのヒントです。
   実際の判断は、現実の状況や客観的な情報を優先してください。」

カード名、向き、順番、対象期間を変えないでください。
カードの選び方は先ほどの回答と一致させてください。
画像化するときのデザイン案も添えてください。
背景は深い紺、見出しと枠は金色、本文は白。
月、星、方位盤、カードのオリジナル図案を装飾に使い、
落ち着いたタロットの雰囲気にしてください。画像の添付は不要です。
文字の読みやすさを優先し、原稿にない断定や説明を加えないでください。

文章の段階で、長すぎる箇所、分かりにくい言葉、事実のように書かれた推測を直します。画像化の前に原稿を決めると、文章と見た目を別々に確認できます。

手順4:インフォグラフィックを作る

原稿が決まったら、同じチャットで画像制作を依頼します。ChatGPTでは、指示文から画像を作成したり、既存の画像について修正を指示したりできます。OpenAI公式案内

確定した原稿を使って、日本語の縦長インフォグラフィックを作ってください。
スマートフォンで上から下へ読める構成にしてください。
背景は落ち着いた色、本文は読みやすい大きさにしてください。
カードごとの領域を分け、読む順番が分かるように配置してください。
文字を減らすために意味を変えたり、原稿にない説明を追加したりしないでください。
カードの絵はオリジナルの図案にしてください。

既存のカードの絵を使わず、オリジナルの図案で作ることもできます。カード名や解釈が同じでも、画像の表現は自由に工夫できます。

掲載するインフォグラフィック

次の画像は、今回提供いただいた「これから3か月の仕事運」の制作例です。対象期間は2026年10月11日〜2027年1月11日。カード一覧、各カードの解釈、総合的な解釈、今後のアドバイスを1枚にまとめています。手順1で選ばれるカードや結果は、この掲載例と同じになるとは限りません。手順3は情報の並べ方を参考にし、各自の結果を使って原稿を作ります。

これから3か月の仕事運を7枚のタロットカード、解釈、総合的な解釈、5つのアドバイスでまとめたインフォグラフィック
提供いただいたインフォグラフィックの制作例。画像を長押し、またはブラウザーで画像を開くと拡大して確認できます。

画像内には「78枚から7枚をランダム抽選(重複なし)/正逆位置もランダム」と記されています。本記事では実際の抽選方法や無作為性を検証していないため、この表記は制作例の設定として紹介します。厳密な抽選が必要なら、実物のカードや抽選方法を確認できる道具で選び、その結果をChatGPTへ入力します。

画像の内容を、文章でも整理すると次のようになります。以下は制作例に書かれた解釈であり、実際の仕事の状況や将来を確認した結果ではありません。

カード向き制作例での読み方
ペンタクルの6逆位置労力と報酬、与えることと受け取ることの不均衡を振り返る
ワンドの6逆位置評価不足や自信の揺らぎを捉え、成果の伝え方を考える
カップの4逆位置停滞から抜け、新しい機会に気づく
カップの2逆位置意思疎通や協力関係のずれを見直す
運命の輪正位置転機や外部環境の変化に目を向ける
皇帝正位置秩序、責任、役割を明確にして仕事を整える
カップのクイーン逆位置相手に配慮しながら、自分の境界線を守る

総合的な解釈では、仕事の進め方や人間関係、評価のされ方を見直し、自分が主導権を持てる形に整えるという読み方が示されています。アドバイスは「労力と報酬のバランスを見直す」「成果を相手に伝わる形で可視化する」「新しい依頼や変化に柔軟に対応する」「条件・役割・納期を明確にする」「配慮しつつ自分の境界線を守る」の5点です。

これらを行動の候補として考えることはできます。ただし、実際に判断するときは、現実の状況や客観的な情報を優先します。画像の末尾にも、タロットは未来を断定するものではなく、象徴を通じて考えるためのヒントという注記があります。

手順5:読みやすさと内容を確認する

生成した画像は、確定した原稿と見比べます。

  • カード名、向き、順番が合っているか。
  • 日本語の文字に誤りや抜けがないか。
  • 小さな画面でも要点が読めるか。
  • 注記が残っているか。
  • 原稿にない断定や、個人情報が加わっていないか。

修正するときは、箇所と変更内容を具体的に伝えます。例えば「中央の説明だけを短くしてください。カード名、順番、ほかの文章は維持してください」と指定します。修正後も全体を見直します。

画像内の文字がうまく整わない場合は、背景や図だけを生成し、文字を別のツールで配置します。画像生成の上限に達した場合も、確定原稿を保存しておけば、文章の整理やレイアウトの検討を続けられます。

遊びから仕事で使う力につなげる

この手順では、質問、条件の指定、回答の比較、要約、画像化、確認を試しています。これらは、説明資料や手順書を作るときにも使う作業です。

例えば、社内でAIを初めて試す担当者が、架空の質問でこの流れを練習し、その後に機密情報を含まない説明資料で同じ手順を試すことができます。成果は、占いが当たったかではなく、指示を具体的に書けたか、回答の違いを説明できたか、原稿と画像の不一致に気づけたかで確認します。

質問、確定原稿、完成画像をまとめて保存すると、どの指示が結果に影響したかも振り返れます。公開する場合は、画像だけでなく要点を本文にも載せ、内容と掲載範囲を人が確認します。

タロット以外の占いも、AIを知る入口になる

タロット以外にも、ChatGPTでいろいろな占いを楽しむ使い方が紹介されています。SHIFT AIの記事では、星占い、数秘術、姓名判断、ルーン占い、手相占い、夢占いなどのプロンプトと実例が掲載されています。ここでは概要の紹介にとどめ、各占いの詳しい説明は省きます。

私がすごいと思ったのは、手相占いです。手のひらの写真を送り、その画像を見ながら説明してもらう使い方が紹介されていました。ChatGPTの画像を読み取る力はすごいですね。文章で質問するだけでなく、写真を使ってやり取りできることにも、AIの使い方を広げる面白さを感じます。

こちらは、私の手相占いの結果をまとめた画像です。左右の手の線と、それぞれの読み方を図解にしてもらいました。

筆者の手相占いの結果を、左右の手の線、総合傾向、仕事運・金運・晩年運、転機の時期などでまとめた図解
私の手相占いの結果をまとめた制作例。画像内の点数や時期、左右の手の意味づけは占い上の表現であり、実測値や将来の保証ではありません。

ただし、写真から見える特徴を説明することと、占いの結果が正しいことは別です。画像の読み違いもあるため、見えた特徴と占いとしての解釈を分けて受け止めます。楽しく試しながら、AIが何を読み取ったのかを自分でも確かめることが学びにつながります。

楽しく学び、いろんな視点を持つ

AIを学ぶ入口に、遊びの要素があってもよいと思います。楽しい題材なら、質問を変えたり、別の表現を試したりする理由が自然に生まれます。

タロットの答えをそのまま判断に使うのではなく、「こういう見方もあるのか」と受け止めて、自分の考えと比べる。いろんな視点を持つことは大切ではないでしょうか。

楽しく遊びながら、AIへの頼み方と、答えを自分で確かめる習慣を身につける。そんな使い方も、AIを学ぶ一つの方法です。

参考情報

公式情報の確認日:2026年10月11日。画面や利用条件は変更されることがあります。

関連リンク