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生成AI利用率(AI普及率)

読み方:せいせいえーあいりようりつ えーあいふきゅうりつ英語表記:Generative AI adoption rate / AI diffusion

カテゴリ
AI・生成AI
用途
AI活用
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アイペンちゃんが大小の企業建物と増加傾向の棒グラフを虫眼鏡で見比べるイラスト

この用語の意味

生成AI利用率(AI普及率)は、決められた期間に生成AIを利用した人、または生成AIを導入した企業の割合です。「個人が使ったことがある」「会社が試験利用している」「会社として導入している」は別の指標です。数字を見るときは、誰を対象に、いつ、何を「利用」と数えたかを確認します。

以下は2026年9月22日時点で確認した調査です。この日に新たなアンケートを実施したという意味ではありません。中心となるIPA「DX動向2026」は2026年7月30日公開で、日本企業の2025年度の回答を扱います。規模別の数値は2025年6月26日公開の「DX動向2025」による2024年度調査です。

何ができるか

生成AIがどの層に広がっているか、企業で導入から日常業務への定着が進んでいるかを読み取る手がかりになります。ただし利用率が高くても、成果が出ているとは限りません。目標への進み具合はKPI(重要業績評価指標)などの別の指標で確認します。

日本企業の最新調査で確認できること

IPA「DX動向2026」では、国内企業1,799社の有効回答を分析しています。生成AIを「導入している」と答えた企業は44.0%で、同じ設問の2024年度22.6%から増えました。これは「導入済み」の割合です。同報告書の58.0%は生成AIを含むAI全般の「導入済み+試験利用」であり、生成AIだけの導入率として使いません。

導入と業務への組込みにも差があります。同報告書では、生成AIの導入・試験利用・導入検討をしている企業に利用形態を尋ねた結果、「個人で業務利用」が63.3%、「個人や部署で試験利用」が44.8%でした。一方、「部署の業務プロセスに組み込まれている」は11.9%、「全社的なサービスに組み込まれている」は18.6%です。これらは回答対象を絞った複数回答の割合であり、国内全企業に占める割合や、互いに足し算できる割合ではありません。

企業規模でどう違うか

規模別に生成AIを確認できるIPA「DX動向2025」の2024年度調査では、従業員100人以下の企業と1,001人以上の企業で大きな差がありました。次の表は「導入している」と「現在、試験利用している」を分けた値です。

従業員数導入済み試験利用中合計
100人以下(422社)5.5%6.6%12.1%
101~300人(347社)13.5%14.7%28.2%
301~1,000人(350社)20.6%20.6%41.2%
1,001人以上(404社)50.0%25.7%75.7%
出典:IPA「DX動向2025」図表2-10。2024年度調査。合計は各区分の導入済みと試験利用中の割合。

100人以下では「関心はあるがまだ特に予定はない」38.2%、「今後も取り組む予定はない」41.0%で、計79.2%でした。これは2024年度の回答であり、2026年9月22日現在の全中小企業の状態とは扱いません。2026年版の調査は生成AI導入の拡大を示していますが、この表の規模別割合をそのまま現在値へ置き換えることはできません。

ほかの国との比較は短く見る

同じIPA「DX動向2025」の企業調査で、生成AIの導入済み+試験利用中は日本39.3%、米国58.5%、ドイツ46.9%でした。国ごとの企業規模や回答企業の構成も確認が必要です。この2024年度調査と、上記の2025年度「導入済み」44.0%は定義と時期が異なるため、直接の増減比較には使いません。

実際に使うために必要なもの

  • 調査の発表日だけでなく、回答・観測した時期を確認する
  • 対象が個人か企業か、企業規模・業種・回答社数を確認する
  • 利用経験、試験利用、導入済み、業務への組込みを分ける
  • 生成AIだけの数値か、生成AIを含むAI全般の数値かを確認する
  • 利用率と、作業時間・品質・費用・顧客への成果を別々に測る

小さく試す運用例

自社では、まず対象部署と業務を一つ決め、許可された生成AIを実際に使った人数、試験利用中の人数、定常運用へ移した業務数を分けて記録します。次に、作業時間、手直し件数、費用、担当者の確認時間を導入前と比べます。機密情報を入力してよいか、出力を誰が確認するかも先に決めます。人数が増えたことだけで導入効果を判断せず、業務の結果を見直します。

関連する事例・テンプレート

生成AI自体の意味はAI(生成AI)、目標に対する測定はKPI(重要業績評価指標)を参照してください。自社の業務で何を測るかは、サイトの「業務改善の進め方」でも整理できます。

人が確認すること・注意点

  • 調査確認日:2026年9月22日。掲載した割合は各資料の調査時点の値で、今日実施した調査の値ではありません。
  • IPA「DX動向2026」の44.0%は生成AIの導入済み企業、58.0%は生成AIを含むAI全般の導入済み・試験利用中企業です。混同しません。
  • 2024年度の規模別データを最新の規模別実態と断定しません。企業の回答に基づく調査であり、自社の状況へそのまま当てはめません。
  • 導入した企業の割合と、社員が日常的に使う割合、業務成果が出た割合は別です。
  • 出典:IPA「DX動向2026」(2026年7月30日公開)、IPA「DX動向2025」(2025年6月26日公開)、同報告書 図表2-9・2-10。