この用語の意味
生成AIパフォーマンスレポート(Search Console)とは、Google検索のAI OverviewsやAI Modeに自分のサイトへのリンクが表示された回数を、ページ、国、日付、端末別に確認するGoogle Search Consoleのレポートです。
ここで確認できるのは、Google検索の生成AI機能にサイトへのリンクが表示された「インプレッション」です。検索順位、クリック、問い合わせ、売上、AIの回答での引用回数を直接示すものではありません。
何ができるか
- 生成AI検索でのサイトの表示回数が、期間ごとにどう変化したかを確認する
- 表示回数が多い、または少ないページを確認する
- 表示が発生した国や、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末区分を確認する
- 通常の検索レポートやアクセス解析と組み合わせ、次に確認するページを絞る
レポートの対象は、現時点ではGoogle検索のAI OverviewsとAI Modeです。Search Labsで試験中の機能や、他社の生成AI検索は含まれません。
実際に使うために必要なもの
対象サイトをGoogle Search Consoleへ登録し、所有権の確認を完了します。そのうえで、生成AIパフォーマンスレポートが表示されるか確認します。サイトの表示回数が少ない場合や、生成AI検索から除外している場合などは、レポートが表示されないことがあります。
確認する期間と目的を先に決めます。たとえば「どのページが生成AI検索に表示されているか」を確認する場合はページ別、「どの端末から表示されているか」を確認する場合は端末別に見ます。新しいデータは暫定値として後から変わることがあるため、短時間の増減だけで判断しません。
小さく試す運用例
月に1回、過去28日とその前の28日を比べます。表示回数が増えたページ、減ったページ、新しく表示されたページを数件ずつ確認し、通常検索のクリック、ページの閲覧、問い合わせなども別の資料で確認します。
表示回数だけを増やすために文章を機械的に書き換えず、読者の疑問へ具体的に答えているか、一次情報や実体験があるか、内容が古くなっていないかを人が確認します。修正した場合は、実施日と変更内容を記録し、一定期間後に表示回数と利用者の反応を見直します。
Google検索の生成AI機能への掲載制御
Googleは、Search Consoleでサイトを生成AI検索の対象へ含めるかどうかを管理できる機能も提供しています。対象外にすると、AI OverviewsやAI Modeなどからの表示回数や流入は受けません。この設定は、生成AI検索機能以外の通常の検索結果では順位シグナルに使わないとGoogleは説明しています。
掲載を続けるか、対象外にするかは、サイトの目的、情報の扱い、流入への期待を確認して人が判断します。設定変更の前に現在値を記録し、影響範囲と元へ戻す手順を確認します。
通常の検索レポートやGoogle-Extendedとの違い
通常の検索パフォーマンスレポートは、Google検索全体のクリック、表示回数、クリック率、掲載順位などを確認するためのものです。生成AIパフォーマンスレポートは、生成AI機能での表示回数を分けて確認するためのレポートです。
Google-Extendedは、Googleがクロールしたサイトの内容を、Geminiモデルの学習やGemini Appsなどのグラウンディングへ利用するか管理するrobots.txtのプロダクトトークンです。Google検索への掲載可否や検索順位には影響しないとGoogleは説明しています。Search Consoleの生成AI検索向け設定とは役割が異なります。
生成AIが検索結果から情報を取得して回答の根拠に使う仕組みは、RAG(検索拡張生成)も参照してください。ページの識別と正規URLについては、URLも関連します。
関連する事例・テンプレート
現時点では、このレポートの確認手順へ直接つながる公開済みの事例・テンプレートはありません。最初は、確認日、期間、表示回数の多いページ、通常検索やアクセス解析で確認したこと、次に見直す内容を1枚の記録へ残します。
人が確認すること・注意点
- 表示回数は、検索順位、クリック、問い合わせ、契約、売上を直接示す指標ではありません。
- グラフの合計とページ別の合計は、サイト単位とページ単位の集計方法の違いで一致しない場合があります。
- 最新データは暫定値として後から変わる場合があります。
- レポートの対象機能は今後変わる可能性があるため、Search Consoleの公式ヘルプで確認します。
- AEOやGEOの特別な裏技、llms.txt、AI向けだけの文章分割や書き換えは、Google検索への表示に必須ではありません。読者に役立つ独自で具体的な内容と、通常のSEOの基礎を優先します。
- 掲載制御の変更は流入機会にも影響するため、担当者だけで決めず、サイト運営方針として確認します。